ウェブサイトのポジショニングマップを作成する

質問

広告を出稿すべきウェブサイトを視覚的にわかりやすく図示したいです。ウェブサイトのポジショニングマップを作成する方法を教えてください。

回答

メディアの提案でよく用いられるいわゆるポジショニングマップは、コレスポンデンス分析図やラベル付き散布図です。コレスポンデンス分析とは多変量解析のひとつでいくつもの変数を扱えますが、集計ソフトが必要です。ラベル付き散布図はふたつの変数を平面にプロットしたものです。立教大学山口和範教授がラベル付き散布図を作成するためのエクセルマクロを無料で公開しているので、ここではそのマクロを利用したラベル付き散布図の作成手順を紹介します。

  1. 立教大学山口和範教授のウェブサイトからラベル付き散布図作成用マクロをダウンロードしておきます。
    http://www.ir.rikkyo.ac.jp/~kazunori/stat/Excel/KAZUSCAT.xls
  2. ラベル付き散布図にするデータを用意します。エクセルの左端の列にラベル名(ウェブサイト名やドメイン名など)、その右に横軸変数データ(例えばリーチ)、その右に縦軸変数データ(例えばターゲット含有率)を並べます。
    スクリーンショット
  3. ラベル付き散布図用データのファイルを開いているエクセルで、ダウンロードしておいたラベル付き散布図作成用マクロを開きます。ラベル付き散布図作成用マクロを開くときはマクロを無効にしないでください。ラベル付き散布図作成用マクロが正しく開かれると、エクセルの上部に「散布図」というメニューが表示されます。
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  4. 「散布図」メニューをクリックして「ラベル付き散布図」を選択します。
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  5. 「データの指定」タブが選択されている状態で、マウスをドラッグして変数データのセルを選択します。このとき、ラベルのセルは選択しません。
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  6. 「次へ」ボタンをクリックします。「ラベルの指定」タブが選択されている状態で、マウスをドラッグしてラベルのセルを選択します。
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  7. 「散布図」ボタンをクリックします。散布図が作成されます。
    スクリーンショット
  8. 重なってしまったラベル名をずらすなどして散布図を整形します。縦横の軸を平均値や中央値などで交差させて象限を区切るとさらにわかりやすくなります。
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応用

変数をもうひとつ追加してラベル付きバブル図にすることもできます。

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