パワーポイントにフラッシュのバナー広告を貼り付ける
質問
インターネット広告の提案書や報告書をパワーポイントで作成するとき、スライドにバナー広告のクリエイティブを貼り付けたいことがあります。 GIFのバナーであれば、「挿入」メニューから「図」を選択していくことによって貼り付けられるのですが、フラッシュのバナー(SWFファイル)は挿入できません。 パワーポイントにフラッシュを貼り付ける方法を教えてください。
回答
Swiff Point Playerというフリーウェアをパワーポイントにアドインすると、パワーポイントの「挿入」メニューからフラッシュを簡単に挿入できるようになります。 まず、次のURLからSwiff Point Playerを入手してインストールしてください。
Swiff Point Player(英語版)
http://www.globfx.com/products/swfpoint/
Swiff Point Playerを利用してフラッシュをパワーポイントに挿入する手順は次のとおりです。 Swiff Point Playerを利用できないときは、後述の別の手順を参照してください。
- Swiff Point Playerがインストールしてあるパソコンでパワーポイントを立ち上げて、フラッシュのバナー広告(SWFファイル)を貼り付けたいスライドに移動します。
- 「表示」メニューの「ツールバー」をポイントして、「図形描写」をクリックします。
スクリーンショット - 「図形描写」ツールバーにおいて、Swiff Point Playerのアイコンをクリックします。(Swiff Point Playerのアイコンは、「図形描写」ツールバーでなく「挿入」メニューに表示されることもあるようです。)
スクリーンショット - 「ファイルを開く」ダイアログボックスにおいて、貼り付けたいフラッシュ(SWFファイル)を選択して、「Insert(挿入)」ボタンをクリックします。ここで、SWFファイルのファイル名やドライブパスに日本語(2バイト文字)が含まれていると、エラーが表示されてファイルを挿入できなかったり、挿入できても正しく表示されません。SWFファイルのファイル名とパスからは日本語を除いてください。
スクリーンショット - スライドショーを開始して(ショートカットキー:F5)、貼り付けたフラッシュが正しく表示されることを確認します。
注意
Swiff Point Playerを利用してこの手順でフラッシュを貼り付けると、フラッシュはパワーポイントに埋め込まれます。 したがって、パワーポイントファイルのみを他のパソコンに移動しても、フラッシュを貼り付けたプレゼンテーションができます。 ただし、移動先のパソコンにもSwiff Point Playerがインストールされていることが条件になります。
自分のパソコンにSwiff Point Playerをインストールできないとき、またはプレゼンテーションで使用するパソコンにSwiff Point Playerをインストールできないときは、次の手順にしたがってください。
- パワーポイントにおいて、フラッシュのバナー広告(SWFファイル)を貼り付けたいスライドに移動します。
- 「表示」メニューの「ツールバー」をポイントして、「コントロール ツールボックス」をクリックします。
スクリーンショット - 「コントロール ツールボックス」ツールバーで「コントロールの選択」をクリックして、「Shockwave Flash Object」を選択します。
スクリーンショット - スライド上のフラッシュを貼り付けたい位置で、マウスをクリックしてドラッグします。そのときに表示されるものを「Shockwave Flash コントロール」と呼びます。
スクリーンショット - Shockwave Flashコントロールを右クリックして、表示されるショートカットメニューの「プロパティ」をクリックします。プロパティのウィンドウが立ち上がります。
スクリーンショット - プロパティの「Movie」の値のボックスに、再生するフラッシュ(SWFファイル)のドライブパスを入力します。フラッシュがパワーポイントと同一フォルダにあるときは、フラッシュのファイル名を入力します。フラッシュがパワーポイントと異なるフォルダにあるときは、絶対パスか相対パスを入力します(例:C:\My Documents\sample.swf)。フラッシュがインターネット上にあるときは、URLを入力します。
スクリーンショット - プロパティの「Width」の値のボックスに、再生するフラッシュ(SWFファイル)の幅を入力します。「Height」の値のボックスに、再生するフラッシュ(SWFファイル)の高さを入力します。クリエイティブの歪みを防ぐために、幅と高さの値はフラッシュの実寸と等しくします。単位はピクセルです。
スクリーンショット - スライドショーにしたときフラッシュを自動的に再生するためには、「Playing」の値を「True」にします。
スクリーンショット - フラッシュをパワーポイントに埋め込むためには、「EmbedMovie」の値を「True」にします。フラッシュをパワーポイントに埋め込めば、パワーポイントのファイルを異なるフォルダや他のパソコンに移動させてもフラッシュを再生できます。
スクリーンショット
注意
パワーポイントでフラッシュを再生すると、クリエイティブの再生スピードが低下したり、パソコンが不安定になることがあるようです。 また、スライドショーをしたファイルを閉じずに再度スライドショーをすると、クリエイティブが途中から再生されたり再生されないことがあります。 クリエイティブが途中から再生される(または再生されない)ときは、一度ファイルを閉じるか、スライドショー中にクリエイティブを右クリックして「巻き戻し」「再生」を行ってください。 スライドショーを行うと「Playing」の値が「False」に変更されることがあるので、フライドショーを行ったファイルを上書き保存するときはご注意ください。
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